書籍/漫画

2009年10月26日

続6パラパラマンガ/「ドルーピー」「トムとジェリー」

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宝島社というところから出ている「ドルーピーDVD-BOX」 というのを買ってみました。ボックスっていっても別に箱じゃなくて、2枚組みのDVDの中にいわゆるパブリックドメインというやつがしこたま入っているというもの。ちなみに「トムとジェリーDVD-BOX」も買いました。

「トムとジェリー」は当然知っているだろうけど、「ドルーピー」って誰でしたっけと思われる方も多いだろう。

「ドルーピー」はちょっとヌケた感じの犬のキャラクターだが、トロそうだからといって奴を出し抜こうとしても、基本的に無敵なので逆に痛い目を見る。あるいは、奴から逃げても逃げてものっぺらぼうのように先回りしている、というのが定番のアニメ。無茶苦茶な「トムとジェリー」と比べてもさらに頭がおかしい。

以前、僕はどこかで「呼べど叫べど」というエピソードを見る機会があり、そのあまりのキレ具合に強烈な印象を受けた。

今回のDVDも全体的に頭がおかしくて面白い。
しかし、残念なのは個人的に「呼べど叫べど」に匹敵するエピソードは入っていない感じがした。最初にみたのがたまたま最高すぎたのか、単にチョイスの問題なのかどうかわからないけど。

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2008年12月10日

おやすみノンタン

その発行部数を考えると、80年代以降の生まれで「ノンタン」を知らぬ者は居ないだろう。

その作者が亡くなったそうだ。

ノンタンという猫の存在なんぞすっかり忘れていた。

子供の時好きだったものを、最近になって作者の死で思い出すことが多い。

今の俺自身が好むと好まざるとにかかわらず。ノンタンは俺を育て、確実に俺の人格を決定したものの一つだ。

少なくとも俺が犬より猫派になったの原因は「ノンタン」と「チャトラン」でまちがいない。

Nontan

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2008年12月 9日

ソウヤー2冊

ロバート・J・ソウヤーの「ターミナル・エクスペリメント」と「イリーガル・エイリアン」を読んだ。

会社の先輩に何か良いSF作家はいないですかと聞いたら、カナダのSF作家ソウヤーの名前を教えてくれたので、2冊読んでみた。少しずつSF小説を開拓している。

小説はある程度読んでみないと面白さがわからないし、個人的にも好き嫌いが激しいので手を出すのが億劫だが、ソウヤーは結構ヒットだと思う。

■「ターミナル・エクスペリメント」
医療検査機器のエンジニアであるピーターは、臨死の床にある患者から脳外へ抜け出ていく微弱な電流を捉える。「魂波(ソウルウェーブ)」と名づけるが、人間の霊魂の発見としてこのことが世界に大きな影響を与える。というのが冒頭。

ある種の科学的ブレイクスルーが世界や人々のモラルや常識に影響を与えていく過程を描くというハナシは好きだ。(バクスター「過ぎ去りし日々の光」や星新一etc)

しかし、この小説の面白いところは意外な捻りを加えてくる所。前半の魂波をめぐる騒動を前提を踏まえたうえで、後半は主人公の脳をスキャンした3体のデジタルコピーが起こした殺人事件を追ってミステリーが展開する。

ジャンルが違う小説を続けて読まされただけで、いきなりミステリーが始まっていいんじゃないのとも思うけど、意表を突かれた嬉しさと哲学的な結論への前提になっている。

小説の舞台がキリスト教世界だからなのか、天国とか死後の世界、それに絡めて神の存在などと大騒ぎになったりするが、もし現実に「魂波」が発見されたとして、どのようなことが起こるのだろうかと想像を膨らませてみたくなる。死後の世界の実在が証明されないのであれば、僕は細胞やDNAが発見された時とたいして変わらないんじゃないかと思う。そんなに大騒ぎにはならないのかも。最近は冷めちゃってます。

■「イリーガル・エイリアン」
「トソク族」というエイリアンが地球にやって来た。人類は彼らを好意的に迎え、史上初のファーストコンタクトをは友好的に進んでいた。しかし、トソク族と親しかった人間が死体で発見され、なんとエイリアンの訪問者の一人が容疑者として逮捕されてしまう。カリフォルニア州対エイリアンという前代未聞の裁判になってしまう。

まさに俺好みな冒頭。SFを裁判ミステリーにしてしまう馬鹿馬鹿しさ。肝心の裁判シーンはしっかりと取材してあり、日本でも始まる裁判員制度の入門にぴったりかも。

思考の読めない相手に検事側も弁護側も戸惑うと言うのは裁判モノでよくある手法だと思うが、それが宇宙人と言うことで文化が全然違うとか、戦争になってしまわないだろうかとか、普通の法廷モノにはないタイプの緊張感と謎が付加されている。

 

ソウヤー読んでみて、「魂を観測」「宇宙人が裁判に」などとアイデアだけ聞くととびぬけてて、俺好みの「見てー!」と言う感じで掴みはOK→頭でっかちにならない適度に映画的な展開が続き、テクノロジー的にもサスペンス的にも続きが気になる→そしてジャンルを飛び越えてしまうような転換でまた驚かされる。と、よく出来てるなァ思った。

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2008年11月 8日

浮浪雲

「はぐれぐも」と読む。

むかーし僕の少年時代には「浮浪雲」は雲海酒造のCMのキャラクターだったので、なんかおっさんが読む漫画かと思っていたが、やっぱりおっさんの読む漫画だったのである。

おっさんというか、それ悪い意味じゃなくて、すごく「深い」のだ。

仏教的というか、生き方のコツを教えてくれる漫画だ。ちょっと説教臭いと言えばそうかもしれん。

 

なんだかろくなことがねえなと腐っちまってる俺たちに、主人公の雲が言う。

「ま、どっちでもいいじゃねーですか。」

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2008年9月17日

環境問題のウソ

兄から池田清彦という人の「環境問題のウソ」という本が送られてきたので読んだ。

この本は世間で騒がれている3つの環境問題、地球温暖化問題、ダイオキシン問題、外来種問題の虚構について書かれている。

もちろん、地球温暖化は人間の仕業じゃありませんよなどと言われても、科学に詳しくない僕のほうでは著者の言うことが正しいのだか、ただの楽観主義なのかは判別できない。ただ、これも鵜呑みにせず「環境問題のウソ」の内容に対して疑ってみるのも、著者の最終的な主張から外れてはいないとも思う。(その理由は最後に引用する)

この本の中で、僕が面白いと思ったのが、3つ目の外来種問題の章。著者が生物学者ということもあっていちばん深く説得力のある内容になっている。そこには著者の哲学的なスタンスも垣間見える。

彼の薦める自然に対するスタンスは、もともと僕が考える自然の中の人間の在り方や(ややSF的な考えとしての)人類の進化や発展にかなり合致する部分があり、興味深い。

「自然を守ろう」とか「地球にやさしく」あるいは「固有の生態系を保存しよう」ということに対して、結構クールな見方をしている。

とりあえず、前半は飛ばしてこの章だけを読んでみてください。

 

あとがきの最後の一文が印象的。

(世間で「正義」としてもてはやされているものに対して)たとえわずかでもよい、抵抗せよ。

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2008年8月23日

のだめ19巻

もう21巻が出ているというのに、いまさら19巻を読みました。

この19巻のわたくし的見どころは、のだめ達のウィーン旅行。

作画の上でもウィーンの名所がきっちりと取材されていて、行ったことがある人にはすごく懐かしい。

オペラ座、シェーンブルン宮殿、ハイリゲンシュタットのベトベンの家、たしか手塚治虫の「ルードウィヒ・B」(のあとがきだったかな?)にも出てきた散歩道、ホイリゲ・・・。すべて僕が数年前のヨーロッパ旅行で訪れた場所。次々と記憶が蘇ります。

もう一度行きたい!あわよくばヨーロッパに住みたい!!!

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【追記】とか書いてたら、急に続きが読みたくなって早速21巻まで読みました。主人公のはずの、のだめ自身にずーっとまったり進展がないような感じがあるけど、今回は急展開で、22巻も楽しみですね。

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2008年7月19日

島本2作品最終回

「新吼えろペン」「アオイホノオ」が終わってまうんだそうな。

ヤングサンデーが休刊するってことで「アオイホノオ」が終わってしまうのは残念ながら仕方がないことなのだろうけど、「吼えペン」まで終わってしまうと、僕の島本分はどこで補給すればいいのだ。「きゃらびぃ」に載ってる「アニメ店長」だけか?いや、アニメイトとか絶対行かないし、こりゃ入手困難だなァ・・・。こうなったら島本先生の同人誌でも開拓してみっか?

それにしてもテレビをずっと見ていないので、この「らき☆すた」というのも見たことがなかったのだけど、アニメ店長が出てると聞いて、…ああこりゃすげえぜ!

ここまでマンガの雰囲気を再現できるのならば、島本アニメはアリだなァ。

だれか「吼えペン」アニメ化してくれーっ!誰もやらないというのなら、俺がやってやるぜーっ!!

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2008年6月24日

ガンドラゴンΣ

寺沢武一の「ガンドラゴンΣ」について。

一言で説明すると、インリン・オブ・ジョイトイが3DCGのやつらと戦う変なマンガ。
でも、やっぱり素人には敷居が高すぎるでしょうよ。なんで主人公だけ実写かっつーはなしですよ。

漫画自体はいつもの寺沢節炸裂な感じで、セリフも構図もカッコいいのだけど、CGとかだいぶ変。
少々古い作品だからというのもあるだろうが、チープな質感の3DCGがいちいち気になる。

「武」とか「COBRA」とか寺沢さんのCG導入後の作品て独特な色彩や手描きとCGとの違和感が一般的な感覚よりかなりはっちゃけてる。僕は嫌いじゃないけど、普通の人はなかなか馴染めないはずである。

でも、まァ、僕は大好きです。


とにかくこの実写漫画、今の技術で作るともっと違和感のないものが作れそうなだけに、個人的にはこれで終わらないで、もっといろんな実写漫画が読みたい!

Sigma



…ちなみに、拙作の実写漫画
冗談で撮ってた映画から抜き出した絵をなんとなく漫画にしただけだが、これを習作にしてもっと合成しまくったものを作る気だった。それこそガンドラゴンのようなものを。

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2008年6月21日

この道/CUM'CUM'

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何年か前に日石三菱のCMで、
北原白秋と山田耕筰の「この道」をロックアレンジした曲が使われていたのが、気になってなんとなく探していた。このたび、そのずっと気になっていたCDをやっと手に入れた(中古)。

ロックなダミ声で名曲のカバーなんで、忌野清志郎さんが歌っているもんだと勝手に思いこんでいたのだが・・・、そりゃ見つからないはず、歌っているのは実は
ぜんぜん違う人でCUM'CUM'というバンドだ。やっぱCDで聞いてみたら声全然違うわ。
その昔ゲゲゲの鬼太郎のEDとかを歌ってた(というかそれぐらいしか知らない)、憂歌団の木村充揮さんのバンドだそうです。

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2008年6月20日

オー・ブラザー!のサントラ

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オー・ブラザー!」のサントラを買ってみました。

映画の曲はやはり映画の中で聞く方が良いですが、アメリカンルーツミュージックに触れる良いCDですね。

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2008年5月29日

炎ののだめ

最近あらためて「のだめカンタービレ」を読んでます。

とてつもない才能を持っているのと同時に、ちょっとおバカが可愛いのだ。
そんなのだめに付きまとわれる千秋、うらやましすぎデス。

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画像の意味がわからない人は「炎のさだめ」で検索してください。

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2008年5月20日

「チェーザレ 破壊の創造者」を

惣領冬実の「チェーザレ 破壊の創造者」を読んでみた。

マキャヴェリ「君主論」(当然読んでないが)で理想的な君主とされているチェーザレ・ボルジア、彼を中心に描かれる歴史マンガ。

まだ完結していないのでどうなるのかわからないが、世界観とチェーザレの魅力を紹介している感じ。なんと言ってもチェーザレカッコイイ。頭脳明晰な上、格闘技も強い。冷酷な部分もあるが、人心を掌握するすべにも長けている。それで16歳かよ。

「花の慶次」の少女マンガ版あるいは宝塚版とでも言った趣き。

チェーザレ・ボルジア自身はあまり馴染の無い歴史上の人物だが、実在の有名人物も登場する。その登場させ方がうまくて、歴史好きの心をうまくくすぐる作りになっている。クリストーバルというキャラが出てきて、「あ、こいつはもしかして?」と思ったらやはりコロンブスあると解説が入ったり、ダヴィンチの登場シーンに鏡文字をうまく使っていたりと、わかる人には嬉しい。

政界の勢力関係などちょっと難しい漫画だが、キャラクターの魅力に魅力がある。今のところ学園モノとして話が進んでいて、読みやすい。

Cesare

↑女性の描く英雄像は、男が描く英雄に比べて、より壮大で魅力的に感じることが多い。同じくチェーザレ・ボルジアを小説にしている塩野七生にしてもそうだが、憧れる!はやくチェーザレになりたい!!

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2008年5月19日

狼と香辛料のコミックを

「狼と香辛料」というのは原作小説からマンガ・アニメ・ゲームといろいろ展開しているらしい。そのコミック1巻がそのへんに転がっていたので、おくればせながら読んでみた。バトルモノでは無いと言うくらいの予備知識しかなかったのだけども、ていうかそもそも個人的にライトノベル系のファンタジーはなんと言うか嫌悪感があったのだが・・・。

実態はなんとファンタジーの毛皮をかぶった「経済モノ」だった。

ファンタジー世界だが、先物取引やコインの銀含有率を利用した儲けのトリックなど、ああ、なんかこれ歴史や経済の授業で出てきたぞという内容。本当は過去のヨーロッパを舞台にした歴史モノでも良かったのかもしれないが、史実や経済の発達具合などの制限を受けない都合の良い舞台設定としてのファンタジーということのようだ。

僕は(活字を読む時は特に)頭が悪いので、すべて文字で説明する小説版を理解できるかそうかはわからないのだけど、「大規模な経済バトルモノに発展したりするんだろうか」などと、なんとなく食指が動き始めた。(しかしまだ、ロレンスとホロが恋愛関係に発展するのだろうかなどということには全く興味が沸いていない)

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2007年6月 5日

『まんが道』

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藤子不二雄A先生の『まんが道』。1000頁のぶっとい愛蔵版4冊のうち半分を読み終わったところだが・・・。

この漫画にはとにかく青春の様々な要素が詰まっている。

とりわけこの手の分野を志す若者(俺)には共感するところが多い。共に夢を追う仲間、漫画と就職の二足のわらじ、上京・・・・・。この漫画は藤子不二雄両先生の自伝であり、それはもう過去の話だけど、僕たちにとってはそれがリアルタイムの話だからだ。

このタイミングでこの作品と対峙したのは大きな意味のあるような気がした。今、すごく友達に薦めたい一冊。

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2007年2月19日

星新一など30

映像でも小説でも短いものが好きなので、ショート・ショートをよく読むほう。故・星新一をはじめスマッシュアイデアを量産し続ける方々の脳みそのほうはどうなっているのだろうか。うらやましい。

星新一がショートを志す人たちにむけて、「たくさんのショートを読んで記憶すること」というようなことを書いていたけど、映像についても同じことだろうと思ったので、ショートショートを読んで覚えることにしよう。

ショート・ショートが短ければ短いほど、上手く書く人は、構成をできるだけシンプルにまとめ、アイデアや思い入れをギリギリまでそぎ落とす。これは他ジャンルの創作物においても非常に共通するテクニックだと思う。練習にブログでショートを書いて発表するというのもいいかもしれない。

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2007年2月 2日

購入履歴

このあいだ買ったDVD

『国際アートアニメーションインデックス 広島国際アニメーションフェスティバル傑作選』シリーズ・・・面白いのからつまらんのまで、東西のいろんなアニメ文化が楽しめます。『ジブリがいっぱいSPECIALショートショート』・・・そらいろのたね、On Your Mark、ポータブル空港シリーズ、「ハウス食品」「旨茶」CMなどなど。ショートフィルムってのは2時間なんて長い映画見るのが辛いときにいいですね。映像制作する人にとっても、アイデアが短い時間に凝縮されているのでパクるポイントがわかりやすい!

手塚治虫アニメラマシリーズ『千夜一夜物語』『クレオパトラ』・・・大人向け(?)アニメシリーズ。結構エロいです。もちろんエロ以外にもさまざまなアイデア、実験映像、ナンセンスギャグもりだくさん。しかも決めるときはかっこよく決める。ラフな作画から、なんじゃこりゃいまどきのデジタル撮影?という部分もある。もちろんセル画ですが。子供には見せられないかもしれないけど、成人諸君はぜひ見ておくべき作品ですよ。(ナンセンスギャグ作品には変に評価が甘い私。)特に『クレオパトラ』イチオシです。

『WARP Vision The Videos 1989-2004』・・・UKのレーベルWARP所属アーティストのPVを集めたDVD。どういう経済のしくみだかわかんないけど、日本でも海外でもプロモって大概映像がすごいのは何でだろう。誰か教えてください。短いから凝縮されているのかな?

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2007年1月22日

山口晃画集ゲットの感想に候。

以前記事にしたことも在る、其の山口晃と云ふ人の画集を手に入れました。

Yamaguchi

現代アートの分野では漫画やアニメのやうなものをアートとして描くひとつの大きな流れが在ります。村上隆、会田誠然り。

此の山口さんと云ふ方も現代のメカニカルなものなどを大和絵風に描くのがひとつの画風となつてゐる。要するに最近では「銀魂」であつたり、「サムライハンター」であつたりする本朝風SFなので在ります。よく考へてみると此れって、すこしアカデミックな趣味のあるオタク高校生や美術学生の落書きのやうです。

わたくしにも心当たりが在ります。学生の頃、「えゐりあん襲来絵巻」なる巻物風アニメーションを制作せんとして、画力の無さに断念しています。馬年の年賀状になぞの西洋画風騎士を描いたこともあります。さらに此のブログでも公開している「ジュウト」と云ふ映像も、出発点はSF風の世界観で西洋中世の騎馬試合をやつてみようという一般的に理解されがたいアカデミックなものであります。(小学生のときに自由帳に描いたRPG風の剣や盾にルーツをたどれます。)サムライハンターにおいてジャパニメーション風の作画を入れたのも、此れをアカデミックな古典的ものとして捉えへているからです。

アカデミックとは年寄り臭ひのではなく、ある種若者臭ひのです。

此の画集には虫眼鏡がおまけでついております。「ウォーリーを探せ」のやうな精細に描かれた妙なチビキャラを楽しむものです。此れも古典的な巻物や細密画の楽しみ方を踏襲しているのでしょうか。などと、いろいろ考へるにつけて山口氏の根底にはブリューゲルが在るのではないかと、推察するに至りました。ブリューゲルと云へば、かなりアカデミックな感じのする画家ですが、教科書に載っている農民の絵を除けば漫画くさい絵や「ウォーリー」チックなチビキャラのオンパレードです。かく云ふわたくしもブリューゲルの大ファンに候。

で、結局間違いだらけの旧仮名遣いで何が言いたかったかと言うと、この山口晃という人の作品を面白く感じるのは、僕が好きで好きで仕方なかったけど人生の全作品をささげるほど好きではなかったものをものすごいパワーで描いている、ということに大きく共感しているからです。ギャラ高すぎだろうけどアニメや映画のデザイナーとしてやったら面白いだろうなとも思っています。

(旧仮名遣いは山口晃氏へのオマージュ、もといパクリです。)

過去の記事⇒http://iguchi.cocolog-nifty.com/index/2006/10/post_e7de.html

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2006年11月 4日

ちひろ美術館

ものすごく近所にありながら、なぜか行き忘れていた「ちひろ美術館」へ。

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西武新宿上井草駅から徒歩8ふ・・・っていうかものすごくうちの近所です。新青梅街道の喧騒に面していながら閑静な雰囲気の美術館です。

岩崎ちひろの作品をメインに展示しています。ちひろさんのかわいい子供たちや赤ちゃんの絵に心がほっとします。とかいって、純粋に鑑賞すればいいのに、いろいろと研究してしまうのが性分。さすがに絵本の挿絵などは映像的に工夫されていてなんかパクれそうです。

特別展は宮沢賢治の挿絵などで有名な茂田井武。賢治的な世界観の作品は大人にとってはシュールともいえる世界。昭和ポエジーな哲学の世界。

岩崎ちひろさんも茂田井武さんもお子さんを大切にしていたようで、子供への愛にあふれています。やっぱ最近は子供向けのアニメに限らず、映像や娯楽全般に「配慮」がないなァと思っていたので、見習わないと。

美術館といえば最近はカフェも人気ですが、ちひろ美術館のカフェはかなりいごこち良いですよ。中庭でコーヒー飲んだり、スープ飲んだり、ビール飲んだり。

ちひろ美術館ホームページ⇒http://www.chihiro.jp/

[補足]「配慮」に関してはまた近いうちに何か書きたいと思います。

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2006年6月22日

漫画レビュー

以前より、さるお方から薦められていたコミック『へうげもの』をやっと入手しました。

戦国武将で茶人の古田佐介(古田織部)を主人公として、戦国当時のファッションや流行を描いている漫画なのですが、名品を目の前にしたときの佐介のオーバーリアクションなど(どっかの料理漫画みたい)、当時の感覚を現代風に描写するのが面白い。度肝を抜く信長のファッションセンスなどは、誇張もあるかもしれないが、西洋からぶっ飛んだ様式が次々渡来し、さまざまな市民集団がが自由な創作をした時代を背景にしているので、結構そんな感じだったのかもしれないとおもったりもする。武将たちが身に着けている甲冑など、どこかの図鑑で見たようなものが目白押しで、美術ファン現代の数寄者どもにはたまらない漫画です。(それにしても、「かぶきもの」「バサラ」「ひょうげもの」・・・戦国のやつら、みんな好きだなァ。)

同時に『新・子連れ狼』『もやしもん』も購入しました。

『新・子連れ狼』会社に届く週刊ポストに毎週ちょっとずつ載ってて気になっていました。とんでもない達人が次々と出てきては東郷重位に斬られていく。おもしれー!(前作の最後で拝一刀は死んでしまったので、大五郎はこのおっさんの押す乳母車に乗っています。)それにしても死生眼なる眼力を持ち、忍者の太刀を紙一重でかわす大五郎って・・・お前何歳だ。まさに冥府魔道。

『もやしもん』なんかタイトルが『へうげもの』に似てると言うだけで買ってみました。基本的にはうんちく本なんですが、細菌が肉眼で見える主人公と言う設定が面白く、その細菌たちのデザインがシュールでかわいいです。

漫画に限らず、面白い作品にはどこか変な部分があるのです。三作品ともお勧めです。

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